お客さまの声:その7

広告挿入で新たなマネタイズの可能性。ローカル局が考えるULIZAの有効利用方法とは。

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導入の背景

YouTube以外での動画配信でマネタイズの可能性を探る

効果

広告挿入やアプリ配信など新たな可能性で熊本を明るく

動画配信の普及により、テレビ局もテレビの放送だけでなく、動画配信サービスを利用して様々な形で視聴者に情報を届けています。 今回は株式会社熊本放送の経営推進局DX推進部兼ビジネス開発部の松岡秀都氏(以下敬称略)に有料動画配信プラットフォーム「ULIZA」を利用したローカル局の新たな可能性についてお話を伺いました。

導入の検討

新たなマネタイズの可能性・ニーズを探るためにULIZAを導入

まず松岡さんの仕事について教えてください。

松岡 :

株式会社熊本放送(略称:RKK)は、熊本県における唯一のラジオ・テレビ兼営の民間放送局です。また、リアルなファンイベントにも力を入れており、2022年10月に3年ぶりに開催した大型リアルイベント「RKKまつり」では11万5千人の方にご来場頂きました。そして今年(2023年)は、開局70周年という節目の年でもあります。

私はその中で経営推進局DX推進部兼ビジネス開発部として社内情報システム管理、新規ビジネス開発、Youtubeチャンネルの運用や動画配信の実務も担務しております。

熊本放送ではどのようにULIZAを利用していますか?

松岡 :

2023年2月に開催された「熊本城マラソン2023」のライブ配信で活用しました。テレビ放送ではトップランナーの中継などがメインになりますが、配信ではスタート地点・フィニッシュ地点の市民ランナーに焦点を当てた内容で、最終ランナーがフィニッシュするまで配信しました。

テレビ放送と配信を併せて楽しむという価値を提供できた点と、アーカイブ配信では、市民ランナー皆様が感動と達成感を振り返ることに貢献できたと考えています。

ちなみに、私は第1回熊本城マラソンに出場しましたが、当時はこのようなアーカイブ配信はありませんでした。ニーズに応じて配信サービスは急成長を遂げていると感じています。


▲実際の配信画面

ULIZAで配信するきっかけはありましたか?

松岡 :

今までYouTubeでのライブ配信は行ってきましたが、収益化の難しさ・コントロールの難しさを感じていました。YouTube以外の動画配信プラットフォームを用いた新たなマネタイズの可能性・ニーズを探るという試験的な意味合いも兼ねてULIZAを導入しました。

多数ある動画配信プラットフォームの中で、ULIZAの決め手は何だったのでしょうか?

松岡 :

導入にあたり他社サービスも検討しましたが、ULIZAの管理画面はとても使いやすかったからです。そのほかにもニュース配信や教育系の配信など様々な用途で利用されていることから、汎用性の高さを感じました。実績・技術の安定性もあるULIZAは安心して導入することができるのが決め手となりました。

ULIZAを利用した結果

充実した広告挿入機能で新たなマネタイズの可能性も

実際に導入してみていかがでしたか?

松岡 :

初回の配信がマラソンという大規模な配信だったため、運用がうまくいくか、無事配信できるかなど、漠然とした不安がありましたが、営業のご担当者やサポートスタッフの皆様の細かなサポートもあり、問題なく配信できました。
無料の動画配信プラットフォームではサポートがなかったり、外国語のサイトに飛ばされるなど不安感が多いので、初期対応が充実していて丁寧にサポートいただけた点にはとても感謝しています。

当初の目的である「新たなマネタイズの可能性」はいかがでしたか?

松岡 :

広告挿入(本編再生前のプリロール広告・途中に挟むミッドロール広告・エンドロール広告)はこれまでのプラットフォームでは実現できなかった機能だったため、マネタイズの可能性を感じました。
広告の設定も簡単かつ柔軟に行えますので、今までになかった収益につながる可能性を感じますね。

YouTubeだとターゲティングされた広告が挿入されてしまいますが、番組のPRなど親和性がある広告を挿入できることでユーザーの満足度も高くなることでしょう。

そのほか実際に使用してみて良かった機能などはありますか?

松岡 :

ULIZAのアナリティクス機能はとても使いやすかったです。
次回の配信などに活かすこともできるので、今後もアナリティクス機能を利用してより良い配信にしていきたいと思っています。

ULIZAはこんな方におすすめ

地元のイベントを盛り上げられるからこそローカル局におすすめ

ULIZAを利用して今後試していきたいことはありますか?

松岡 :

熊本放送は今年で創立70周年を迎え、パーパスを「正しい情報で人々に安心を。楽しさと感動で熊本を明るく。」と策定しました。

このパーパスを実現するために、幅広いジャンルの動画を配信したり、今後はアプリでの配信など、多様な視聴環境に対応した配信を検討したいと思っています。

今回はマラソンの配信でしたが、地域の学生が主役のスポーツイベントや選挙などにおいて、放送枠の都合などで放送では届けられない部分も配信で届けていければと思います。
テレビの放送とULIZAを使った配信を融合させていくことで地元のイベントをより盛り上げることができると考えています。

また、視聴者・地域の方々の利便性向上という観点から、今後はアプリ配信も検討しなければならないと考えます。動画配信はもちろん、IDと紐づけることで各種プレゼントの応募やイベント等での体験価値の蓄積にも役立つと思います。このあたりも配信と合わせてパワーアップさせていきたいです。

万一、地震などの災害があってテレビが映らない状況になった場合にも、手元のスマートフォンに「熊本放送のアプリがあり、いつでも起動できる」状態であれば地域のみなさまに安心感と情報を届けられると思います。

松岡さんはどのような企業にULIZAをすすめたいと思いますか?

松岡 :

ローカル放送局におすすめです。
テレビでは放送時間が限られていて放送しきれない部分がありますが、配信であれば全て配信することが可能です。
地元イベントをより盛り上げていくために、ULIZAはとても良いツールだと思います。

また、コストもあまりかからないので、地方局以外にも「まずは配信したい」という企業にもおすすめできますね。

ULIZAは地元に寄り添うローカル局には欠かせないツールということですね!今後のスポーツ配信やアプリ配信も楽しみです。 松岡さん、ありがとうございました。