お客さまの声 : その2

「動画配信作業の効率化」と「緻密なユーザー分析」を実現。放送局がULIZAを利用し続ける理由とは

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導入の背景

CMSと動画配信プラットフォームを連携させ、配信作業を効率化させたい

効果

動画配信のオペレーションを改善。配信作業の効率化を実現し、担当者の業務負担を軽減。

「自社のコンテンツの視聴者を最大化したい」と考えたときに、検討するのが動画配信サービスの利用です。しかし、動画配信サービスはどのように活用すればよいのか、どのようなメリットがあるのかがわからず、導入に踏み切れないという企業の担当者の方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、KBC九州朝日放送総合編成局総合編成部担当部長を務める水口剛様(以下、敬称略)に、動画配信サービスの活用方法と利用するメリットについてお話を伺いました。

水口剛 プロフィール

KBC九州朝日放送総合編成局総合編成部。ホームページ・アプリ・SNS・YouTubeといったコンテンツ制作やサポートを主に担当。

Ulizaを選んだ理由

ULIZAとCMS機能を連携し、動画配信作業の効率化を実現

まず、水口さんのお仕事の内容について教えてください。

水口 :

私は、KBC九州朝日放送総合編成局総合編成部担当部長を務めています。放送内容に関連した情報発信を行うホームページ・アプリ・SNS・YouTubeといったコンテンツを主に担当しています。私の担当はテレビやラジオの放送以外のインターネットまわり全般の業務なので、とても幅広いです。

KBC九州朝日放送では、どのようにULIZAを活用していますか。

水口 :

2014年頃からホームページやアプリで放送した内容をVOD(ビデオ・オン・デマンド)・ライブ配信する際にULIZAを活用しています。実は2019年に自社システムをリニューアルしてCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の導入を進める機会があり、他の動画配信プラットフォームを検討するタイミングがあったのですが、ULIZAを継続利用させていただいています。

ULIZAの継続を決めた理由について教えていただけますか。

水口 :

システムリニューアルでは動画ファイルを貼り付けたらすぐに配信できるという環境を作りたいと考えていました。また今後のサービス拡大を見据えて多くの機能を有していること、かつその機能との連携の際に、柔軟にこちらの要望に対応していただけることが重要でした。
その点においてULIZAは機能が豊富な上、丁寧なサポートをしてくれるという印象がありました。実際にCMSを構築する際も、真摯にご対応いただきスムーズに進めることができたのが印象的でしたね。
社内ではYouTubeで配信を行いたいという意見もありましたが、YouTubeは権利関係の問題が複雑で。楽曲を自由に使うことが難しかったり、芸能事務所によって制約があり、出演者の交渉が難しくなる場合もあります。「放送はいいけれど、YouTubeはダメ」ということもあって。そういう意味では権利問題がない動画配信プラットフォームを活用することがとても重要でしたね。

<無料・有料の動画配信プラットフォームの違いについて詳しく知りたい方はこちら>

ULIZAとCMSを連携させてから、どのような変化がありましたか?

水口 :

CMSとULIZAをAPI連携させることで、圧倒的に動画を上げやすくなりました。動画を一元管理できるようになり、ULIZAでのトラブルもありません。トラブルなく当たり前に配信ができて、当たり前に視聴ができることは動画配信を行う上で、基本ですがとても重要なことだと思っています。

以前は、動画を上げることは時間と手間のかかる作業だったのでしょうか?

水口 :

そうですね。CMSの導入前は、エンジニアに依頼をしてタグを取得し、それをホームページの担当者が貼り付けてアップロードしていました。そのため、忙しいエンジニアに気を使って頼むのをためらったり、時間がなかったりといった理由で残念ながら配信を行わなかったというケースもありました。
今は貼り付けたらすぐに配信できるので、各番組がどんどん自分たちで動画を上げるようになりました。配信作業について手離れしたという印象があり、それぞれの業務がすごく楽になったと感じています。

<APIの仕様書を詳しく知りたい方はこちら>

導入後の効果

自社アプリで視聴者の獲得と緻密なユーザー分析を実現

ULIZAとの連携により、動画配信サービスの効率的な運用が実現できたということですね。

はい。あとはオリジナルアプリをリリースする際に簡単に動画を組み込むことができたこともULIZAを使ってよかった点です。アプリのダウンロード数は着実に伸びていて、増加率も高まっています。Webサイトで動画を配信する場合には、どのように集客をするかという課題が生まれます。その点、自社アプリの場合には、ダウンロードしてもらえれば視聴してもらえる可能性が高いですし、リピーターにもなってくれます。
また、アプリを利用してもらうことでユーザーの分析が行えることが、番組制作において大きく役立っています。

どのようなデータを収集して、ユーザーの分析を行っているのでしょうか?

水口 :

同時接続数・平均視聴数・接続エリアなど、取得できるデータはできるだけ確認するようにしています。アプリから手軽に視聴ログが取得できることは、とても便利ですね。今後は、アプリの登録情報と紐付けて家族構成や職業といったユーザー属性もログに反映し、より精度の高いペルソナ分析を行いたいと考えています。このようなユーザーの情報は、通常のテレビ放送では得られないデータだと思います。よりリアルな視聴者の生の声が聞けるようになったと感じていますので、今後の番組制作に反映していきたいです。

ULIZAを活用して、今後チャレンジしたいと考えていることはありますか?

水口 :

ユーザーのニーズに応えるライブ配信をもっと増やしていきたいと考えています。現在は「アサデス。KBC」という番組がアプリで見られる「どこでもアサデス」というライブ配信を行っていますが、将来的には違う時間帯でも行いたいですね。
実は、今年の7月15日に博多祇園山笠のライブ配信を行いました。単発でもよいので、少しずつこのような視聴者に喜んでもらえるライブ配信を増やしていきたいです。
ライブ配信が増えると、ULIZAがどんどんKBC九州朝日放送の重要なプラットフォームになっていくと思います。


▲どこでもアサデスの配信

ULIZAはこんな方にオススメ

ULIZAは動画配信を行いたいローカル局におすすめ

水口さんはどのような企業にULIZAをおすすめしたいと思いますか?

水口 :

やはり、私たちと同じようなローカル局にULIZAをおすすめしたいです。少しでも多くの方にコンテンツを広めたいと考えた場合に、動画配信はとても効果があります。限定されたエリアだけでなく配信できるというのは大きな成果です。
放送業界において、今後は何かしらの形で動画配信は増えていくのではないかと思っています。私たちもどのような形が最適なのか検討は続けていきますが、現状は充実した機能と細やかなサポートを提供してくれるULIZAにとても満足しています。ですので、動画配信サービスの選択に迷っている放送局にULIZAをぜひおすすめしたいです。

動画配信サービスを検討している放送局のニーズと、ULIZAはマッチするサービスということですね!水口さん本日はお忙しい中、インタビューのご対応いただきありがとうございました!