お客さまの声:その16

『できるかぎり「劇場で観る楽しさ」に近い形で、場所に関係なく上演を届けたい』エンタメ業界の想いを実現したULIZAの便利な機能とは?

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導入の背景

安定した動画配信を納得の料金体系で実現するためにリプレイスを検討

効果

ハイブリッド配信に活用できる豊富な機能と安定した配信を実現

コロナ禍でリアルイベントの開催に規制が入ったことをきっかけに、上演とオンラインでの生配信を同時に行うハイブリッド配信や、公演の収録映像の配信など、エンタメ業界での動画配信の利用は増加しています。 今回は東京都渋谷区にある劇場を運営する有限会社ユーロスペースの小西 朝子氏(以下、敬称略)にお話を伺いました。

導入のきっかけ

外資系プラットフォームの高額化やサポート体制の課題でリプレイス

有限会社ユーロスペースについて教えてください

小西 :

有限会社ユーロスペースは長年にわたり映画文化を支えてきた映画興行・配給会社です。映画館ユーロスペースの運営、映画の配給が主な事業ですが、2014年11月より劇場ユーロライブをオープンしました。ユーロライブでは落語とコントをメインに主催公演をしています。

自社主催の公演だけでなく、日程によっては、試写会や上映会、外部主催の公演・イベントの会場としての貸出も行っています。

その中でULIZAはどのように利用されているのでしょうか?

小西 :

ユーロライブで開催している落語やコントの公演をオンラインで配信するためにULIZAを活用しています。

劇場での上演と並行してオンラインでも劇場外で同時に視聴できる「ハイブリッド配信」というスタイルが基本です。

公演をオンラインで配信し始めたきっかけはありますか?

小西 :

コロナ禍において、劇場内での密な状況を避けるために、劇場の座席数に対して入場者数の制限が行われました。また、長距離の移動、不要不急の外出に対しても自粛が求められました。
このため劇場での上演を実際に生で観ることができる観客が限られ、公演を観たくても劇場に来られない人が少なからず生じました。

劇場で上演を観るということの価値は、眼の前で行われるパフォーマンスを、多くの観客とともに同じ時間・空間を共有しながら、楽しさや感動を得るという点にあります。
劇場に来たくても来られない人に対して、どうすれば劇場で観る楽しさに近い形で、上演を届けることができるのか、ということがコロナ禍では課題となりました。

その中で、「ハイブリッド配信」は、同じ空間を共有することは難しくても、劇場で流れている時間は同時に共有することができます。

落語の主催興行では、コロナ禍での制限があり少ないながらも観客を入れて公演ができるようになった2020年6月から、「ハイブリッド配信」を急ピッチで開始しました。現在でも劇場に気軽に来られない遠隔地の方にも引き続き楽しんでいただけるよう、ハイブリッド配信は続けています。

オンライン配信スタート時はULIZAでないプラットフォームを利用していたと伺いました。その際の課題はどのようなことでしたか?

小西 :

当初は、配信をスモールスタートできる海外のプラットフォームを使っていました。ですが、次年度から年間契約で上位プランになり価格が高くなりました。さらに外資系のプラットフォームだったため、円安の影響を受けてさらに高額になったり、と価格面での課題が大きかったです。

価格面以外にも、担当者の方とのやりとりも英語で行う必要があったり、何かトラブルがあったときに質問がしにくいことや時差があってすぐに解決できない、というサポート面での課題もありました。

そのためリプレイスを本格的に検討しました。

ULIZAを選んだ理由

今までの運用を変えずに、安定した配信ができるから

リプレイス時に重視していた点はありますか?

小西 :

一番重視していたのは、従来の運用が変わらずに継続できるかという点です。
チケット販売システムとの連携が従来通りできること、管理画面があまり複雑でないこと、などを条件に見ていました。

さらにはライブ配信が終了してからアーカイブ配信をするまでのスピード感も重視していましたね。

ULIZAを選んだ決め手は何でしたか?

小西 :

必要としていた機能が揃っていて、しかも予算内に収まること。

加えて、大手エンタメ企業がULIZAを採用しているという信頼できる実績も大きかったです。安定した配信が実現できるのだろうと安心して導入を決定することができました。

ULIZAの使用感

さまざまな配信を実現できる便利な機能が豊富

実際にULIZAを導入して操作感などはいかがでしたか?

小西 :

公演によって運営するスタッフが異なるのですが、公演の配信チームで作成したマニュアルを見て、毎月手順通りに操作し、配信できているので管理画面も使いやすいと思います。

また、追っかけ再生ができるライブDVR機能や、ライブ配信からアーカイブ配信への迅速な変換も助かっています

ULIZAで利用している便利な機能はありますか?

小西 :

チームメンバー機能や視聴時間の制限をよく活用しています。
外部スタッフが操作することも多いため、権限設定ができることで、誤ってデータを消してしまうリスクを防げるのは安心です。

視聴用URLに有効期限を設定することで、24時間限定でのアーカイブ配信も実現できています。

それ以外にULIZAの良い点があれば教えてください

小西 :

国内の専門スタッフが質問にすぐに回答していただけるのでとても助かっています。劇場のスタッフは、配信の専門職ではないため、使い方についての質問が生じるケースもありますが、メールや問い合わせフォームからすぐに質問できて、素朴な疑問にも答えてくださり対応も非常に早いです。

海外製のプラットフォームを使っていた時は、サポート面の不安が大きかったので、ULIZAにしてからは安心感が違います。

ULIZAに今後期待することはありますか?

小西 :

現時点で、ULIZAの機能やサポートにはとても満足しています。
今後は、オンライン配信だからこそできる特典映像の配信など、より幅広い展開も検討していきたいと思っています。

こんな企業におすすめ

柔軟な配信ができるのでライブ配信をする企業におすすめ

ULIZAをおすすめしたい企業があれば教えてください

小西 :

ライブ配信をよく行う配信系の会社におすすめです。

販売から配信までを一括で委託できるパッケージ型のサービスもありますが、視聴データの分析ができなかったり、機能追加で費用が高騰したりと制約が多いんです。
その点、ULIZAは柔軟にカスタマイズができ、配信の幅が広がるので、自由度を大切にしたい企業には特に向いていると思います。

ハイブリッド配信への取り組みや、配信体制の工夫、そしてスタッフ間でのスムーズな運用などでULIZAを活用いただきありがとうございます。 今後も安定した配信環境と丁寧なサポートで、引き続きお力になれればと思います。